ケーススタディー
仮想通貨(暗号通貨)を始めた人へ・・・新たなデジタル遺品へと
仮想通貨(暗号通貨)は、現代のデジタル社会における新たなデジタル遺品のひとつです。
取引所のIDやパスワードなど大切な情報も、遺族にわかりやすいように残すためには、適切なデジタル生前整理をしておく必要があります。
今注目を集めている「仮想通貨」は新たなる「デジタル遺品」です。
2017年、新たに「仮想通貨(暗号通貨)」が流行いたしました。
日本では2017年4月から改正資金決済法が施行され、法整備が整ったこともあり、「仮想通貨元年」とも言われております。
仮想通貨とは、インターネットを通じて不特定多数の間で物品やサービスの対価に使用でき、中央銀行などの公的な発行主体や管理者が存在せず専門の取引所を介して円やドル、ユーロ、人民元などの通貨と交換できます。
仮想通貨の種類は600種類以上あるといわれています。
その中でも有名なのが「ビットコイン」ですね。
「ビットコイン=仮想通貨」と思われがちですが、「仮想通貨」は総称としての呼び名であり、「ビットコイン」は仮想通貨のひとつにすぎません。
2017年8月頃には40万円前後のビットコインでしたが、同年の12月にはなんと、200万円まで急上昇しました。
では、この「仮想通貨」とは一体どのようにお金の管理がされているのでしょうか?
そしてもしあなたが亡くなったとしたら、ご遺族に「仮想通貨」をどのように処理してもらうのが良いのでしょうか・・・?
仮想通貨とは?仮想通貨の種類や取引の仕方
先にも書きましたが、仮想通貨の種類は現在600種類ほどあると言われています。
仮想通貨は誰でも発行することができますので、これからもその種類は増えることが見込まれます。
多種ある仮想通貨の中でも有名なのが、「ビットコイン」「イーサリアム」「ビットコインキャッシュ」「リップル」「ダッシュ」「ネム」などといったところでしょうか。
このようなビットコインなどを取引させてくれるのが、「コインチェック」や「Zaif(ザイフ)」といった仮想通貨の「取引所」という存在です。
2017年12月現在において、日本でビットコインを扱うことができる取引所は14社以上にも及びます。こ
の「取引所」にお金を入金して、仮想通貨と交換・入手するという手順です。
簡単に言うと、「銀行」のようなものです。
銀行にお金を預けて利息をもらうような感じで入金するのです。
ただし、仮想通貨は価値が上がると価格も上昇しますが、価値が下がってしまうと価格も下降するのが特徴です。
ちょっとした「ギャンブル」みたいな「銀行」といったところです。
今の時代、銀行の実店舗へ行かなくても残高照会や送金などをスマホで行うことができるように、この仮想通貨の取引所ももちろんスマホで売買することができます。
ただ、この仮想通貨を法定通貨と誤解する人がいますが、そうではありません。
仮想通貨を利用する上で必ず理解しておきたいことは、「仮想通貨は、円やドルなどの法定通貨ではない」ということです。
「通貨」という名称ですが、紙幣や硬貨といった実物のものではなく、あくまでも「電磁情報」です。
国家やその中央銀行により発行され、国が一括して管理している法定通貨とは異なり、仮想通貨はその価値が保証されているものでもありません。
あくまでも、仮想通貨の価値を信頼する不特定多数の人たちの間でのみ通用するものであり、法定通貨のようにどこの店舗でも支払いなどに利用できるとは限りません。
また、入手した仮想通貨が気づいたら無価値になっていた、というリスクがあることも利用者は理解しておく必要があります。
「仮想通貨」はこれからの時代における「最大のデジタル遺品」です。
沢山の人がこれから仮想通貨を買っていくと思われますが、「もし、今自分が死んだら、この仮想通貨はどうなるんだろうか?」ということを真剣に考えていかなければなりません。
仮想通貨の取引所では、セキュリティを高めるために、「二段階認証」を推薦しています。
もちろん、ほとんどの人が二段階認証をしていると思われますが、この二段階認証がデジタル遺品として最大の難関となってきます。
◆二段階認証とは?◆
仮想通貨で使われる「二段階認証」とは、スマホの認証アプリを使ったものとなります。
アプリをダウンロードして登録し、そのアプリで認証コード「トークン」が発行されるようになります。
取引所にログインをすると、次はそのトークンで発行された番号を入れなければログインできません。
◆デジタル遺品としての仮想通貨◆
今では、ほとんどの方がスマートフォン(以下、スマホ)にパスワードでロックを掛けているのではないでしょうか。
スマホを開き、ログインしてトークン発行の番号を入れる・・・他人からすると三段階認証ですね。
これだけ頑丈にデジタル遺品となる仮想通貨を保管していた場合、あなたが今、家族に何の情報も残さず亡くなってしまったら、仮想通貨の取引所には誰も入ることができなくなってしまう可能性が非常に高いのです。
あなたが仮想通貨を持っていること自体誰にも知らせていなければ、遺族は仮想通貨という財産の存在に気づくことすらできないかもしれません・・・。
仮想通貨の取引所情報は「デジタル」ではなく「アナログ」で管理しましょう!
仮想通貨の取引所に残されたお金も立派な「遺産(財産)」です。
自分が死んでしまったあと、入金されたお金を家族などが引き継ぎ(相続)できるようにするためには、ご遺族に解るようにスマホのロック解除方法と取引所のログイン情報・IDがあれば記録する、登録住所と電話番号を記録しておく必要があります。
では、それらの重要な情報は、どのような方法で記録しておくのが良いのでしょうか?
結論からすると、一番いいのは「紙に書いて保管する」ことです。
もしくは、CD-Rなどに書き込みして保存しておくのもよい方法かと思います。
最も危険な保管方法は「パソコンなどのデジタル機器内にデータとして保存しておくこと」です。
パソコン内にデータを残しておくと、巧妙な仕掛けでウイルスや不正プログラムを仕掛ける悪意あるサイトや、チェーンメールなどによってウイルスに侵されてしまい、思いもしないところから重要な個人データが流出してしまう危険性があります。
また、「急にパソコンが壊れたりして見れなくなった!」「操作画面を覗かれて情報が流出してしまった!」なんていう可能性もあります。
取引所の情報は、銀行の通帳や印鑑と同じです。
仮想通貨の取引所に関する情報は紙にして残す、もしくはCD-Rに書き込んで金庫に保管することがいちばん安全であり、適切なデジタル遺品の保管方法であると言えるでしょう。
あなたが亡くなった場合、遺族はあなたの財産を調査し、遺産相続することになりますが、あなたが利用していた金庫があれば開けようとする可能性は高いと考えられます。
セキュリティ会社と提携している場合は、鍵を預けて保管もしてくれますので、いざという時はセキュリティ会社が適切な対応をしてくれます。
デジタル社会の時代だからこそ、仮想通貨だけではなくデジタル遺品などの大切な情報は、遺言やエンディングノートのように「アナログ」な方法で保管することが最も安全と言えるでしょう。
デジタル機器やデータの残し方について、コチラもあわせてご覧ください。
あなたの身の回りのデジタル遺品とは・・・「デジタル生前整理」
デジタル終活完全ガイド ~どうなるの?私の死後のデジタルデータ~
口座やカードを整理して”どんな資金があるのか”はっきりと伝えておきましょう。
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