ケーススタディー
アクティブシニア層のポジティブな生前整理・終活
アクティブシニアとは?
『アクティブシニア』、最近よく聞くようになりましたが、具体的にはどういった方々を指す言葉なのでしょうか。
いわゆる団塊の世代の方々の内、自分なりの価値観をもち、趣味や様々な活動に意欲的に取り組むシニア層を指す言葉だそうです。
ただし、あくまでも現在の所だけで、これから年数が経てばアクティブシニアの世代も、「団塊の世代(1947年~1949年生まれ)」から、次の世代へと変わってくるかと思われます。
団塊の世代は、戦争の経験がなく、高度経済成長やバブル経済などに後押しされた右肩上がりの生活を体験し、新しい流行・サービス・製品・テクノロジーをことごとく経験しているため、日本の歴史上でも珍しい世代と言えます。
また、第一次ベビーブームの世代なので、人口数も他の世代と比べて多いのが特徴です。
この世代が定年を向かえた2007年頃から、この世代の多数の人々を“マーケット”として、メディアなどが様々な角度で捉え、盛んに報道したことは記憶に新しいところです。
そんな団塊の世代において、新たなカテゴリーとして生まれた言葉が、アクティブシニアと言えるのかもしれませんね。
そのため、現在のところアクティブシニアという言葉は、人口数の多さや豊富な経験に裏打ちされているそんな世代と、密接に結び付いたカテゴリーとして使われているのでしょう。
ただ今後は、その『現在のアクティブシニア』によって開拓された新たなシニアライフが、その後の世代の方たちに影響を及ぼすものとなっていくでしょう。
そして、次の世代の方が、また新たなアクティブシニアライフを作っていくものと思われます。
アクティブシニアのライフスタイルは非常に魅力的ですので、間違いなく今後、日本のシニアライフの一つの形として定着するはずです。
アクティブシニアが終活や生前整理を率先して行う
アクティブシニア層は、我々のような遺品整理業界やリサイクル業界にも影響を及ぼしています。
実はアクティブシニアの方々は率先して終活や生前整理を行う方が多いのです。
「不要品を売ったお金で海外旅行に行こう!」
「生前整理をして片付いた部屋で友達を呼んでお茶などをしたい!」
「出張買取で売ったお金で家族とごはんに行こう!」
リサイクル店や出張買取をご依頼されるアクティブシニア層の間で、このようなポジティブな考え方が拡がっているのです。
もちろん、この傾向は悪い事ではありません。
自分にとって不要な物を売って、次のお客様に使用してもらうことは、もちろんリサイクルですが、「捨てる」のではなく「売る」ということが大事なのです。
捨てれば「ゴミ」となってしまう物も、売れば「再利用できる物」となるのです。
知らずとも自然と地球環境に配慮しているアクティブシニア層のポジティブな考え方は、今後アクティブシニア層が増えれば地球環境にも影響が出てくる事と思われます。
このようなバイタリティあふれるアクティブシニア層を、私たちも少しは見習わなくてはなりませんね。
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