ケーススタディー
デジタル生前整理のデータ編|Googleアカウント無効化管理ツールで死後に備える
自分以外のアクセスはNG!でも、通知・公開は可能!
メール、予定、連絡先、データの保存、アプリまで・・・。
自分のネット生活のすべてを知るGoogleは、アカウント無効化管理ツールで一元管理できます。
多くのユーザーが使っているGmail。
Gmailのアドレスは、Googleのアカウントとして、クラウドストレージのGoogleドライブ、YouTube、Googleフォトなどのログインにも用いられています。
また、Android(アンドロイド)ユーザーなら、購入したアプリやコンテンツ、Crome(クローム)でのウェブ閲覧、日々のスケジュール管理や交通案内に至るまで、すべての活動をGoogleに頼っているといっても過言ではありません。
これらのサービスはすべてGoogleアカウントにひも付けされ、一元管理されています。
ユーザーが死亡した際、家族は書類を揃えてGoogleに申請すれば、アカウントの停止や開示の要求ができます。
しかし、書類は英文で審査が必要とハードルは高いのです。
審査の条件は公開されておらず、開示されない可能性もゼロとはいえません。
家族の思い出の写真をGoogleフォト、知り合いの連絡先はすべてGmailに管理している場合もございます。
遺族に残したいデータがあるのならば、準備をしておいたほうがよさそうですよね。
Googleにはアカウント無効化管理ツールという機能が用意されております。
これを有効にしておくと、一定の期間アカウントを利用していない状態が続いた場合、他のユーザーにメールで通知し、アカウントのデータの一部を公開できます。
通知する相手を複数指定して、メールのタイトルや内容、公開するデータを個々に編集することも可能です。
家族や友人を通知する相手として設定し、思い出の写真や動画、文書を公開するように事前に設定しておけば、エンディングノート代わりにも使えそうですよね。
死後のアカウント管理の重要性から2013年4月より実施されました。
アカウント無効化管理ツールは大切な機能だけにヘルプも充実しています。
今のうちに設定をしておきましょう。
設定時には連絡先に通知されることはなく、内容はいつでも変更可能です。
データ管理やメールの自動返信を設定しましょう。
「アカウント無効化管理ツール」を設定しておけば家族の手をわずらわせることなく、
自分の意思でデータの公開やアカウントの停止を決めておけます。
まずは、ブラウザーからGoogleにログインして、「アカウント設定」にアクセスしてみましょう。
「アカウント無効化管理ツール」は、「個人情報とプライバシー設定」内の「コンテンツの管理」にございます。
Googleアカウントに一定期間ログインしなければ、指定した連絡先にメールで通知されます。
タイムアウト期間は3~18ヵ月で指定することが可能です。
連絡先は最大で10人まで登録し、それぞれに公開内容が選べます。
なお、共有する内容はサービス単位で、特定のファイルは指定できません。
また、Gmailの自動返信も設定しておけば、家族は連絡先を知らない知人に訃報を知らせることができます。
◆ アカウント無効化管理ツールのポイント ◆
① どうしたいか、自分で選択しておける!
② 追悼タイムラインで思い出をシェアできる!
③ 故人のグループを作成し思い出を残すことも可能!
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