ファミリー共有の管理者が亡くなった場合、家族が購入やダウンロードをしたアプリや音楽、定期購読サービスは引き続き使えるのでしょうか?
そのまま使えても再度ダウンロードすることは不可能
AppStore(アップルストア)やiTunes Store(アイチューンズストア)での買い物やダウンロードは、有料や無料に関わらずすべてApple IDで管理されています。
iPadを家族でシェアしているなど、ひとつのApple IDを共有しているケースもございますが、基本的にはApple IDの共有は禁止されています。
ユーザーが亡くなった場合、Apple IDの譲渡はできません。
自動的にアカウントが消滅することはなく、遺族が死亡を証明する書類を提出するとアカウントが削除されます。
問題は家族でファミリー共有している場合です。
ファミリー共有の管理者が亡くなり管理者のアカウントが停止すると、グループは解散になります。
共有していたiCloud(アイクラウド)上の写真や、管理者が定期購読料を支払っていたApple Musicなどの配信サービスは、利用できなくなってしまいます。
ただし、管理者のカードで購入したアプリや音楽でも、すでにデバイスにダウンロードしたものは、引き続き利用が可能です。
しかし、端末の変更やアップデートなどで再度ダウンロードする場合は、改めて別のアカウントでログインし、新たに購入やダウンロードをする必要がございます。
また、13歳未満のApple IDは管理者(保護者)がいなければ利用することはできません。
子供のアカウントをいったん削除したあと再登録することもできますが、メールアドレスが変わってしまうことは不便ですよね。
ほかの家族のアカウントで新しいファミリー共有グループに改めて登録すれば、引き続き同じアカウントを利用することができます。
定額制音楽配信サービスApple MusicはApple IDの停止で自動的に解約される
Apple MusicはApple IDが停止されることにより、自動的に解約となりますが、支払い済みの利用期間が終了するまでは聞き放題サービスが利用できます。
◆『App Store・Apple Music』のポイント◆
① アカウント停止後も購入したコンテンツは残ります。
② 家族の共有アイテムも引き続き使えます。
③ アップデート時などは購入し直す必要がございます。