日々のできごとや知識を蓄積したブログ。
アフェリエイターの場合、「事業」として家族に遺したいものですが・・・。
故人のブログサイトに注目が集まり、遺族に引き継げる場合がございます。
ブログには有料や無料、プロバイダー系、ソーシャルサービス系と、様々なものが提供されているため死後のアカウントの扱いは様々です。
プロバイダー系のブログでもその扱いは二分されます。
一方では、アカウントの一身専属性(個人にのみ属し、他者に権利を移行させない)をうたい、ユーザーの死亡とともに契約解除となりブログも消滅してしまうものがあり、他方ではアカウントそのものを相続することができ、遺族がブログ管理者として書き続けられるものがございます。
そのほか、生前から共同執筆という体制を取れるブログもあり、万が一に備えて身近な人を投稿者として追加しておけるものもあります。
「書き出し機能」を備えているブログサービスもございますので、定期的にバックアップを取っておくという方法もあるでしょう。
アフェリエイト収入があるのでしたら、相続の可否が選択の決め手になりますね。
◆ブログの各社サービスについて◆
◎アメーバブログ・・・
利用規約によれば会員が死亡した場合、事前通告無しに利用停止、退会処分などになります。
当然、そのブログを相続することもできません。
◎ウェブリブログ(BIGLOBE)・・・
プロバイダーのBIGLOBEが運営しているため、その利用規約に準じます。
二親等内の遺族であれば、ブログの内容ごとに相続することができます。
◎So-netブログ・・・
So-netでは、アカウントの名義変更により、ほとんどのサービスを相続できます(法定相続人のみ)。
遺すログイン情報は定期的に更新しておきましょう。
◎ココログ(nifty)・・・
ブログに紐づいているniftyアカウントでは一身専属性をうたっており、会員が死亡した場合、解約以外の道はございません。バックアップは常に取っておきましょう。
◎Blogger(Google)・・・
Googleの「アカウント無効化管理ツール」の設定が優先されます。
投稿者の追加もできるため、前もって依頼しておくことも可能です。
◎はてなブログ・・・
明確な規定はございませんが、利用規約に「いかなる場合も譲渡または貸与することを禁止」とあるため、相続することは難しいでしょう。
レンタルサーバーの管理を家族に任せたいけれど・・・どうすればいいのでしょうか?
ブログサービスの場合、ほとんどが無料で提供されているため「相続できなくても仕方ないか・・・」と諦めもつきますが、額使用料を払っているレンタルサーバーの場合はどうなるのでしょうか?
結論からいいますと、ほとんどのレンタルサーバーで、引き継ぐことは可能です。
また、死亡していなくても、会員情報変更画面などで「氏名」や「生年月日」を変えられえるサービスであれば、面倒な手続きなしに名義変更に対応していると言ってもいいでしょう。
唯一、「ロリポップ!レンタルサーバー」のみ、ユーザーの死亡とともに契約が解除されます。
自分の生きていた証をレンタルサーバー上に遺したいか否か・・・
それもサービス選択時の基準のひとつになるかもしれませんね。
◎引き継ぎが可能なレンタルサーバー・・・「さくらインターネット」「DTI ServersMan@VPS」「お名前.com」「CPI」「エックスサーバー」
◎引き継ぎ不可能なレンタルサーバー・・・「ロリポップ!レンタルサーバー」
◆ブログのポイント◆
①「相続できる」、「解約になる」と各社サービスによって対応は様々ございます。
②書き出し機能があれば定期的にバックアップをしておきましょう。
③アフェリエイターなら相続可能なブログに変更しておきましょう。
④レンタルサーバーは有料でも相続できないサービスもございます。死後どうしたいかで乗り換えの検討が必要です。