SNS(ソーシャルネットワーク)の投稿は、公開された時点で自分の手を離れます。
コミュニケーションの場でもあるSNSの扱いは、友達のことも考えて決めておきましょう。
ひとりで決めてしまわないで!あなたのSNSはみんなの思い出です。
投稿を通して、多くの友人や仲間たちとコミュニケーションをとる場所であるソーシャルネットワーク(以下、SNS略)。
毎日の投稿は、その時の気分や興味があるニュース、そして「お昼何を食べた」といった記録としての役割を担っていますが、
友人の「いいね!」やコメントがつくと、投稿は自分と友人たちの思い出になります。
だからこそ自分の死後、自分のページをどうするかという判断は、軽率に決めることはできませんよね。
もちろん、自分はいなくなっておりSNSに投稿やコメントを残すことはできませんので、
その日の前に『私はどうして欲しい』という希望を家族などにしっかり伝えておく必要はございますが、
「ばっさり削除しちゃっていい」「面倒くさいだろうから、そのまま放置していいよ」という理由ではあまりよろしくありません。
先にも記しておりますとおり、SNSは自分のものですがコミュニケーションの場でもありますので、
友人たちの思い出を勝手に消すわけにはいかないと思いませんか?
というわけで、FacebookをはじめとしたSNSを死後どうするかは自分でよく考え、
さらに家族や友人たちに相談しておきましょう。
また、そのまま何もせず放置しておくという残し方もありますが、この場合、新たにコメントがついたり、
死んでいることを知らない人からのメッセージが届いたりすることもあります。
しかし、それらの通知は残された家族にとって故人を思い出すきっかけになります。
コメントを残した人も、死んでいるとは知らないため悪意がなく、余計につらい思い出になりかねませんので、
アカウントを残す場合は、Facebookの『追悼アカウント』のように、
ユーザーはすでに鬼籍にあることがわかるようにしておきたいですね。
また投稿の閲覧はできても、新規のコメントが残せないようにするなどの設定にしておく必要もございます。
データなどと同じく、死後、SNSをどうしたいかしっかり考え、家族に伝えておきましょう。
死んだ後に知って欲しい自分の希望はメッセージで残しましょう。
SNSをはじめ、自分がいなくなった後、デジタルサービスやガジェットをどうして欲しいか、
きちんとメッセージとしてまとめて残しておくことが大切です。
ただし、パソコンなどの中にデータとして入れておいても、ロックがかかっていたり、
発見されなかったりする可能性がございます。
確実にメッセージを残すのであれば、メッセージがあることやその内容を日頃から家族に伝え、
誰でも読めるように紙にして保存しておきましょう。
SNSの扱いなどは問題ありませんが、もし自分の死後に初めて家族に告白する内容がある場合は、
メッセージが存在することやその保存場所だけを伝え、
簡単に触れることができないように保管することができる金庫などを自分で用意しておくことも大切です。
また、考え方や状況は常に変化しますので、内容が変わったらこまめに差し替えておきましょう。
『デジタル生前整理のSNS編』についてコチラもあわせてご参照ください。
SNS(ソーシャルネットワーク)はもうひとつの世界です。 デジタル生前整理のSNS編~
デジタル生前整理のSNS編 <Facebook(フェイスブック)>
デジタル生前整理のSNS編 <Twitter & Instagram>